寝る

つねに眠い

産まれた

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産まれました。

毎日本当になれないことの連続で、赤子がなんで泣いてるかわかんないし、抱っこのしすぎで腱鞘炎になったし、細切れの睡眠時間でイライラすることも多い。

でもなんか寝てる赤子の顔を見ると「この子と10ヶ月間一緒にいたんだな〜」と思うと不思議な気持ちになり、涙が出たりしています。産後メンタル。

コロナの影響で立ち会い・面会が完全NGだったり、産むときもマスク着用だったり、産んだあとも県をまたいでの外出自粛を要請されているため夫が会いに来れなかったり、まあ色々あったけれどなんとかがんばれています。

 

ほそぼそメモっていた産まれた日のレポなど

 

5月17日

たま〜に生理痛みたいな感じの腹痛と腰痛が起こるようになる。

うす〜い茶色のおりものが出て「おしるしだ!」と喜ぶ。

 


5月18日

一日やたら眠い。

またあてもない不安感でモヤモヤとした気持ちになったり、だるかったり、妊娠前の生理前の現象にかなり近かったので「ホルモンバランス乱れてるのかな〜」と思っていた。

 


夕食後、めっちゃ眠くなって寝る。

 


23:30

ふとぱっと目が覚める。

腰が重くてダルい…ような気がするけど、そこまでではない。

風呂に入らなきゃ…と思いつつもあまりにも眠く、そういえば明日は朝から妊婦検診なんだから、朝シャワー浴びたほうがむくみがとれていいじゃ〜んとの言い訳を思いつき、とりあえず布団の中で溜まっていたLINEなどを返す。

 


5月19日

0:00

軽い生理痛のような痛みと、腰の重だるさあり。どうせ前駆陣痛だろうと放っておく。

 


1:00

寝ようとしていたのに、いつのまにか痛みが増してきて眠れない。腰もどんどん痛くなる。とはいえ痛みもまだひどい生理痛くらいで、波がやってきた時に呼吸を整えれば耐えれるレベル。

念のためタイマーで間隔を測ってみると5〜4分おき。

ただ2週間前にも似たような痛みの前駆陣痛があり、その後の検診で子宮口が全く開いていないと言われたのを思い出し、あまり重要視せず。

 


2:30

痛くて眠れない。間隔は10分おきになったがどんどん強くなっていく。

ふと尿意がありトイレに立とうとすると、自分がゼエゼエと息を荒くし、やたらガクガク震えていることに気付く(さっきまで横になっていて気付かなかった)おしるしの血の色も濃くなり、「もしやこれは本陣痛なのでは?放っておくと朝にはもっと強い痛みになっているのでは…?」と思い、とりあえず明日の朝に後回しにしようとしていたシャワーを浴びる。

 


6:00

結局一睡もできず、ヘロヘロに。

間隔は6〜8分くらい。立ち上がろうとすると腹が痛すぎて辛い。

本当なら自分で車を運転して産科に行こうと思っていたのだが、この状態では無理だと判断し別室で寝ている母に「病院まで送ってほしい」とLINEする(母の寝室まで言いに行く元気がなかった)。

 


6:30

母起床、私死屍累々。

「本来であればもっと元気なうちに移動するべきだよ〜」と笑われる(楽観的な母)

早めに行こうか迷うも「いやでも前駆陣痛かもしれないし」と思って検診の時間まで待とうとする(本来であればすぐに電話して相談してください…)

 


8:30

痛みが一向に治らない。あと強くなりすぎて立てない。

これは前駆陣痛だったとしても早めに行って安心したい、と思いさすがにここで産科に電話。すぐ来いと言われる。

だが母、犬の散歩中。一時間後には着けると思います…と言う(結局検診の時間)

 


9:30

念のため陣痛・入院バッグを車に乗せ、やっと産科到着。息も絶え絶え。入り口で待っててくれた顔見知りの看護婦さんに「これはすぐ生まれる声!」と言われてちょっと安心。

即内診。

陽気な副院長先生に「や〜子宮口4センチ空いてるね!よく我慢したね〜!今から入院で〜す!」と言われる。

寝てない故にフラフラなので「ははは」としか返せない。

助産師さんに支えられながら、LDRのある別館へ移動。その際に車で待っててもらっていた母から陣痛・入院バック一式を受け取る。

「がんばってね!大丈夫だから!」と肩をバンバン叩かれ、腹に響いてマジで痛すぎて「ごめん…今は…」としか言えなかった。

 


10:00

LDR入室。

NST中、だんだんと呼吸法じゃごまかしが効かないくらい腰が痛くなる。

どうしてもお尻のあたりに力が入ってしまうため、助産師さんにひたすら腰をさすってもらう。まだ痛みは腰にくる生理痛のヤバい日バージョンといった感じだが、生理痛のときは薬を飲めば何とかなるのに対して今日は最後まで痛みと戦わなくてはならないと思うと気が遠くなる。

ふと気がつき夫とテレビ電話をするが、だんだんと「痛い〜」としか言えなくなってくる。集中できなくなり電話を切ることに。

 


12:00

気がついたら子宮口マックス。

ただ、子がなかなか降りてこない。腰は内側から無理やり拡張されてる感じ。痛すぎて「ひたいひよぉ〜」しか言えなくなる。助産師さんに「痛いね〜」とあやされ続ける。

いきんで子を下ろしていく方向へシフトチェンジ。

 


12:30

いきみにチェンジしてから助産師さんに「旦那さんに電話する?」と言われたけれど、明らかにうんち出てるし、痛いしか言えなくなっていたので「気が散るのでいいです」と言って拒否。

いきめどいきめどなかなか降りてこない。

腰は痛いしめまいもしてくる。

見るからに私の体力の限界が近くなり、子の心拍も落ちてきてきたとのことで吸引器を使うことに決定。

私としてはもうこれが早く終わる解放ならなんでもいいと言う感じ。

 


12:55

吸引器を使用。え?私の膣ってそんなに開きます?っていうくらい開かされてる感じがして違和感がすごい。

もう体力も気力もなく、股も腰もおかしなことになっているのに「あとちょっと!」と何度も言われ、キレそうになるも「でも、本当にあとちょっとで会えるんだ!」と思ったら頑張るしかない。ほぼトランス状態になりつついきむと、9回目くらいのフンッ!!!で急に股の間がグリンと生暖かく広がる感じがして、その直後に産声が聞こえた。

 


12:58

我が子誕生。

小さい、白い、あれ?これずっと私の腹にいた子?と未だに信じられない。

助産師さんがへその緒を切らせてくれたが、近くで見ても実感が湧かない。ただ目の前に小さい赤ちゃんがいた。

カンガルーケアで私の上に乗せてもらう。写真を撮られる。あったかい。

とりあえず夫に電話。胎盤を出す施術があるため長電話はできなかったが「ありがとう」と言われる。

 


13:10

なかなか胎盤が出てこなくて死にそうになっている私の横で、さっきの赤ちゃんが色々施しを受けている。

ハッピーバースデイの音楽がかかる部屋で、身体を拭き取り、服を着せられる赤ちゃん。

疲れすぎて身体がガクガクして、なかなか力が抜けない私に、先生が赤ちゃんの手を握らせてくれる。私の人差し指を握る手はすごく小さかった。

 


14:30

割と裂けてしまった股の縫合がやっと終わり、先生達が帰って行き、最初についてくれた助産師さんだけが後始末をしてくれていた。

横の赤ちゃんを見ていたら「やっと会えたんだ…」という気持ちになって急にボロボロ泣けてきてしまう。

助産師さんに「痛み?それとも喜び?」と聞かれて「喜びですうぅう」とめちゃキモ返事をしてしまう。

あまり泣かずにスヤスヤ眠る我が子を見ていると涙が出てしょうがなかった。

 


14:45

一時間ほど子供と一緒にこの部屋に止まるということで、横に子供を置いてくれた。

さっきも思ったが、温かくて、思ったより重い。

何度も泣きそうになるのに、そのまま泣かずにスヤスヤ眠る。素直にかわいいなぁと思った。

夫にテレビ電話をする。かわいいね〜かわいいね〜と言いまくる。

親にもテレビ電話をする。私が「子供ができた」と言ってもあまり前面に喜びを示さなかった照れ屋の母が、目を赤く腫らしていたのでびっくりした。

 


15:30

子は新生児室へ、私は部屋へ移動。

今日は別に寝るらしい。

寂しいと思いつつも、最後の一人の時間を満喫。

少し寝ようと思ったのに全く眠れず、いろいろな人に報告の連絡を入れる。

尻が痛すぎて布団の上でいろいろな体勢を研究する。

 

 

我が子は今日で生後16日。まだこの世に生まれて2週間ちょっとしか経ってない生き物と過ごすのは、のしかかる責任感がすごくてたまに辛くなるけどなんとかやっていきます。

楽天スーパーセールで授乳パジャマを買うことを心の支えに頑張る。

 

ちょっと寝る。