産まれない
出産予定日になったけど、まだまだ産まれません…。
金曜日に行った検診では、「腹の子は元気だけど、子宮口がまだ開いてないから時間かかるかも〜」と言われた。
子が元気なのも、順調に成長してくれているのもすごく嬉しいけれど、このまま腹の中で大きくなりすぎてしまうと難産になってしまうのではないかと思ってドキドキしている。
Twitterで情報収集のために妊娠中の人ばかりフォローしたアカウントを作ったのだけれど、予定日が近かった人は結構出産を終えていて、取り残される感がすごく、焦る。
もともと腹の子が小さめということもあり、「もしかしたら予定日自体が1週間ほどズレてたのかも」とすら思えるんだけど、それでもやっぱり、何も兆候がないのは焦るな…。
というわけで、「予定日そろそろだけど産まれた?」っていう連絡に返信がなかったらすみません…いや、知り合いのほとんどはこのブログの存在自体を知らないので多分ここに書いても意味はないのだけれど、自分の精神衛生上のためここに書き捨てていく。
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コロナの影響で夫の仕事にも影響が出ている。
それで夫が落ち込んでいるのを見ると、「なんで里帰りしてしまったんだろう…なんでこういうときに側にいて励ましてあげられないんだろう…」という気になるな。
コロナほんと許せない。はよワクチンできてくれ。
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上記の二つのことと、今日はとにかく気圧の影響で情緒不安定になってしまったので、布団にくるまって読書したり映画を観たりした。
しんどくって、他のことを考えたいが故に読書をするときは、SFとか小難しいのは物語に没頭する前に現実に戻ってきてしまって辛くなってしまうので、日本人作家の小説に限る。
特に、文章が柔らかくて清潔な感じのする人。
今日は本棚に刺さっていた江國香織を読んだ。
もう何度か読み返しているのだけど、何度読んでもすーっと冷静な気持ちになれるのですごい。
江國香織で読書没頭モードになったので、ずっと積ん読だったこれを読んだ。
読後がいい気持ちにならない話ばかりだけど、むちゃくちゃ面白いな。
プライムビデオに追加されていたので…。
同名の小説がすごい好きだった…というか、中途半端に東京に近い地方出身の私にすごい刺さる感じの物語なので、「こんなん映像化されたら(これ私の物語じゃんって思って)死んじゃうじゃん…」って思ってたけど、主人公が橋本愛やら門脇麦なので、小説ほどは感情移入しませんでしたな!ガハハ
ロードサイドの風景は「地元じゃん」って思ったけどね…。
なんだろう…小説のほうが自分の鬱屈としていた青春時代を好き勝手に重ねられて、勝手に感傷に浸れてよかったな…。
読書をして映画を観ていたら、少しだけ辛い気分が紛れたのでよかった。
昔読んだYUKIちゃんのエッセイに「毎日が怖いから、怖くならないように歌を歌ったり、ダンスを踊ったりするの」と書いてあって、当時中学生?高校生?だった私はその言葉がわかるようなわからんような気持ちになりつつも、「自分の機嫌を取るって大事だよね!」みたいな感想を持っていた。
今となっては、毎日が怖いこともすごくわかるし、それに対抗するために歌を歌ったりダンスを踊ったりすることは健康的で素敵なことだと思える。
たまにある「明日が来るのが怖いから、iPhoneで生産性のないゲームを延々とやってしまう…」みたいな夜には、私も読書をしたり日記を書いたりして抵抗していきたいと思う。
で、ここまで書いて「そういえば上のエッセイって絶対に実家のどっかにあるよな…」と思って、この日記を書いている横の本棚に刺さっていたこれを取り出してみたら、該当の文章は見つからなかったけど、ちょうどYUKIちゃんが妊娠中のときのことや赤ちゃんが生まれてからの話がたくさん書いてあったので、日記はここまでにして読もうと思います。
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読んだら寝るぞ。
子供が産まれたらゆっくり眠れないんだから、せめて今のうちに。