寝る

つねに眠い

眠気 酒気帯び


高円寺で阿波おどりを見た。
お祭りの雰囲気ってやっぱり好きだな。活気と笑顔がたくさんある場所にいると泣きそうになる。きらきらしている。

ちょっと前まで、こういうことをいちいち写真に撮るのが本当に嫌いで、クリスマスのイルミネーションやら春に咲く大きな桜の木とか、そういうんを写真に撮っている人を見るのも少しだけ嫌いだった。なんでレンズ越しに見るの直接見れるのに、と思っていた。写真を撮るという行動が今の情景をちょっとずつ意味のない薄いものにする、というか、今を覚えておかなくても物として残るのだからという気持ちがあるのではと思ってしまっていたからだった。
でも、最近斉藤きみちゃんの写真を撮らせてもらう機会が何度かあって、写真を撮るということが「記録」ではなく「記憶」になる…というとクサいし私が言っても綺麗で簡単な言葉を選んだ感じになってしまうのだけれど、そうなることがあるんだ、と本当にそう思った。
きみちゃんは本当に表現が上手な子で、私はただシャッターを切っているだけなのだけど「あ」って思う一枚が撮れたりするのね、そういうときに「一瞬を切り取るとはこういうことか〜」って思った。
記録的な写真を撮るのがいやなら記憶の補助剤、それか答え合わせくらいの気持ちで撮ろうと思ったら写真って便利なものだなーってやっと気づきました…。遅い。写真を撮る行動よりも写真によって忘れる気持ちの方が怖かったんだな。多分。

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パワーストーン屋さんを横切るたびに、水晶は冷たくて硬くて甘い、ローズクォーツは常温だけど舌にのせると溶けて徐々に甘みを感じる、とかそういう味?を想像してしまう。あめ玉くらいの大きさのものは口に入れてみたくなる。確か小二のときに学研の付録についてきた月の石だかを舐めてみたけどどんな味だったか覚えてない。
地球の味を知りたくて舐めてみたい、だなんて思うけれども、どこらへんを舐めたら正解なのかわからなくて考える八月。